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自転車How To

Vol.8 初めてのビンディングペダル・実践編 その1 ビンディング対応専用シューズの選び方

[2008/01/24 UP]

Vol.07で、ビンディングペダルの基本的な仕組みや機能を説明した。
なので今月は一歩ステップアップして、実際にビンディングペダルを使ってみよう!
最初は慣れなくても、使ってみるとペダリングがスムーズに行えるようになる。
ビンディングペダルが使えたら、これからのシーズンがひと味違ったものになるかも!

森幸春さん 講師紹介
森幸春さん
全日本チャンピオンをはじめ数多くのタイトルを手にし、現在はショップ「GROVETECHNIC」を手がけ、オリジナルバイクの制作やスポーツバイクの普及に貢献している

試し履きはぜったいしよう! ビンディング対応専用シューズの選び方

ビンディングペダルを使うには、
靴底にクリート取り付け穴の開いた専用シューズが必要。
よりよいペダリングのためには、自分にあったシューズを慎重に選びたい。
まずはショップに行って、いろいろ試しに履いてみよう!

じっくり選びたい自分にぴったりの一足
ロード用もMTB用も効率のいいペダリングができるのが、ビンディングペダルのいいところ。だから、専用シューズもそのペダルの性能を高めるものがいい。そのためにはフィッティングがかなり重要!
自分の足に合っていないと(たとえばシューズが大きいと、こぐ力が無駄なスペースに逃げてしまう)、せっかくこいだ力もうまくペダルに伝わらないし、靴ズレを我慢しながらロングライド……なんて、ツライ思いはしたくない。
そのためには、購入前に必ず試履を。海外メーカーのシューズは日本人の足に合わないこともあるので、慎重に選びたい。シマノなどの国内大手メーカーも独自のサイズ(cm表記ではない)があるので、やはり実際に履いてみるのがいい

シューズフィッティングのコツ

シューズフィッティングのコツ01 1.いつも履くソックスで試し履きを
普段使いのソックスと自転車用のソックスは厚みが違うので、試し履き時はライディング時に履くソックスを用意

シューズフィッティングのコツ02 2.ベロを引き出して
ベロを引き出して、つま先までしっかりとシューズに入れたら、かかとを合わせる

シューズフィッティングのコツ03 3.つま先が若干当たるくらい
かかとを合わせた状態で両足で立ち体重をかけてつま先がシューズの先に当たるか当たらないかがジャストサイズ

シューズフィッティングのコツ04 4.つま先から締めていく
ストラップはつま先側から締めていく。足先のストラップはやや軽く締める程度でOK

シューズフィッティングのコツ05 5.一番上はしっかり締める
足首側のストラップはしっかりと締める。足首の動く余裕を残すため、つま先を持ち上げた状態で締めるといい

ソールには違いがある

ロード用、MTB用シューズのソールの違い
同じロード用、MTB用のシューズでも、ソールには違いがある。ロード用は素材の違い、MTB用では使用用途による違いが大きい。また、使用したいペダルに適応するクリートの取り付け穴が開いているかも気をつけて選んでいこう。
ロード用シューズで人気があるのはカーボンソール。クリート部にカーボンを使用し、低コストでダイレクト感を高めたモデルもある。
MTB用のソールは、XCレースなどハードな場面で使用するためのスパイクなどが埋め込まれたモデルと、スニーカー感覚で軽い山道や街乗りにちょうどいいモデルがある。

詳細はバイシクルクラブ 2007年5月号をご覧ください

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