[2008/04/17 UP]
10,000円程度のパーツを買って、交換しただけで自転車に乗ることがもっとラクになったり、速くなったりしたら、すごーく、すごーく得した気分になりませんか?
このお得気分を実感するのにオススメのパーツが“タイヤ”なのです!
講師紹介
ナショナルタイヤ
宮路佳秀さん
ツーキニストやエクストリームバリアントなどヒット商品を数々と生み出した張本人。タイヤのことなら何でも相談できる頼れる人。
タイヤは年々進化し、今のタイヤはどれもとっても性能がいい。さらにコンパウンドなどの工夫からタイヤの特性は細分化されている。つまり、自分の“乗り方”にうまくマッチしていないと優れた機能は発揮できない。「自分がどう乗りたいのか?」を考えながら選んでいくことが大切。
それぞれのタイヤには特徴があって、向き不向きの路面や乗り方がある。快適に走るために自分の乗り方に合うタイヤを探していこう。
軽くて滑りにくいタイヤがベストマッチ
タイヤが軽くなると、走りは驚くほど軽くなる! だから、レースで結果を残したいなら、タイヤは軽いほうが有利。でも、軽いタイヤの特徴として、軽くなればなるほどタイヤは薄くなるので、パンクしやすい。ヒルクライムでは超軽量タイヤが好まれるが、集団走行をするサーキットなどでの一般的なレースなら耐パンク性とのバランスが大切。
グリップ力を強化しているトレッドのもの選ぼう
ロードバイクのタイヤの細さに慣れていないと、スピードの乗ったカーブは滑りそうでちょっと怖い。そんなコーナリングが苦手な方にお勧めしたいのが、表面のトレッドパターンや使用するコンパウンドを工夫してグリップ力を向上させたタイヤ。サイドの滑りにくさがポイントになる。またタイヤが太いものも接地面が増えるのでグリップ力は高い。
軽く走れる太めのタイヤでトラブルを防ごう
ロングライド時に求められるのは丈夫で長距離を疲れずに走れること。パンクなどのトラブルを防ぐために、タイヤは厚めで、路面からの衝撃も和らげるものがいい。幅も太めのほうが安心。MTBのようなブロックパターンがつくものもあるが、長距離を走るならあまりボコボコしすぎていると転がり抵抗が増し疲れてしまうので、バランスのとれたものを選びたい。
都会の道路状況に対応できる
通勤や通学で使う都心の道路事情は特殊。交通量が多くて、荒れた路肩を走ったり、場合によっては歩道に乗り上げることもある。また毎日のように使うものなので、高価なタイヤは使用したくないところ。なので、お手ごろ価格で、雨や荒れた路面などの悪条件にも強いタイヤが通勤・通学向きとなる。
Vol.10 初めてのタイヤ選びロードバイク編 その1 2種類のタイヤの違いを知ろう | Vol.10 初めてのタイヤ選びロードバイク編 その3 タイヤ交換に挑戦してみよう! |