前方部分が二股に分かれたユニークな形状には大きな理由がある。前傾しても尿道の圧迫がなく、長い距離を走行しても痛くなりにくいのだ。その性能によりロングライドには最適で、前乗りポジションを取ることが多いロングディスタンスのトライアスロンでブレイクを果たし、昨年のハワイアイアンマンでは全体の3番目となるシェアを得るサドルブランドとなった。ベストセラーとなるレーシング2はチタンレールを採用したトライアスロン・ロード用モデル。もちろんこのほかにもMTB向け、街乗り向けなど幅広くラインナップが用意され、それぞれのライディングポジションに最適な設計が施される。一つだけ重要なのはサドル形状が従来のモデルとは大きく異なるので、サドルポジションのセッティングが重要となることと、プロでも慣れるまで1〜2週間ほどの時間を要するということだが、馴染めば抜群の快適性を得ることができるはずだ。
SIDE
フロントが短く後部に長いので、かなり後ろへ装着。後部はUCI規定のために伸ばされている
TOP
大きく抉られたフロント部分は尿道の圧迫がなく、極端な前傾ポジションでも快適性が高い
BACK
フラットでやや硬めとなる座面の内部には、薄手のゲルパットが内蔵されている
抜群の快適性を提供します
従来と大きく形状が異なるので、今までのサドルセッティングとは違い、初めは慣れることが必要となりますが、ポジションが出て、慣れてくると神経や動脈を圧迫しないので非常に快適になると思います。特に長距離乗って痛みや痺れを感じていたライダーにオススメで、ブルベなどの長距離走行などには非常に適しており、快適性に秀でたサドルです。
男女の骨格、体型の違いに対応する
幅広い汎用性ももつ
実際の乗車ポジションをみると、男性器、女性器ともに全く圧迫を受けない形状で、血流も妨げない。特にトライアスロンやTTなどで、前傾ポジションを取るライディングポジションにも適している。尿道の圧迫や、局部のしびれなどで、違和感を感じるライダーにはぜひ使ってみてほしいという
TIME TRIAL
タイムトライアル
価格:25,200円
TTポジションに最適な形状が
与えられたモデル
レーシング2よりも先端にスロープを設け、より前傾ポジションに対応したシェイプのモデル。もちろん軽量なチタンレールを採用。
ユニークな二股形状が
快適な座り心地を提供する
尿道、動脈の圧迫を解消した独特な二股形状により、極端な前傾ポジションを取っても痛みやしびれを起こすことがない。実際に座る位置としては分割の始まり付近に座るイメージとなるので、初めてバイクに装着する際には、シートポストのかなり後ろ目にセットすることがセッティングの第一歩となる