価格:230,000円(前後セット)
ボントレガー独自のD3リムシェイプは、前方からの風に対する空力性能に加え、ホイール後方に流れる風に対する空力性能も強化
D3ホイールは、他社製品より低いリムハイトでも同等以上のエアロ効果を発揮。同ハイトならより優れたエアロ効果を発揮する
前後ハブはボントレガーがデザインしたカーボンハブボディで軽量に仕上がっている。リアハブには掛かりの良さに定評のあるDT製スターラチェットを内蔵する
強度と優れた空力性能に定評のあるDTエアロライトスポークを採用。ニップルはアルピナ・ロッキングニップルを組み合わせている。スポーク本数は前16、後24
リム断面の最大幅が27mmのD3リムシェイプを採用。他社の58mmハイトリムよりD3の50mmハイトリムのほうが空力性能が高いことが実験でも証明されている
ボントレガーと言えばトレックグループのパーツブランドというイメージが強いかもしれない。だが、そんな固定観念を吹き飛ばすような魅力的なホイールがある。それがアイオロスD3 シリーズだ。
D3とは「デュアル・ディレクショナル・デザイン」の頭文字をとったもの。多くのホイールが、前側のみで空気抵抗を低減する設計であるのに対し、D3ではホイールの前後でドラッグの発生を抑え、空気抵抗を低減させている。これにより、ほかのエアロホイールより低いリムハイトでも同等以上のエアロ効果が得られるという。
その秘密は、独特のリム断面形状にある。リム幅は最も太いブレーキ面のやや下あたりで27mm。
なんと23Cタイヤより太くなっているのだ。
ラインナップは、リムハイト35mmのアイオロス3 D3、50mmのアイオロス5 D3、70mmのアイオロス7D3、90mmのアイオロス9D3の4種類。リムはいずれもOCLVカーボンによるワンピース構造を採用し、剛性が格段にアップしている。
日本のロードレースなら35mmハイトモデルがあればほぼカバーできるに違いないが、50mm、70mm、90mmというリムハイトのバリエーションも豊富に用意されているため、タイムトライアルやトライアスロンなど、あらゆるレースで使えるのも魅力だ。
より低いリムハイトで優れたエアロ効果が実現できるということは、D3シリーズはエアロホイールとロープロファイルホイールの良さを兼ね備えたホイールであるという見方もできる。すなわち、平地での巡航性能の高さはそのままに、バイクの軽量化がはかれ、横風の影響も受けにくくなり、上りで出力をセーブでき、加速性能も向上するというわけだ。
その戦闘力は、すでに昨年のツールで証明されている。アイオロスD3とともに戦ったアンディ・シュレクは、大会終盤の山岳ステージを制し、個人総合でも2位に輝いた。今シーズンもプロロードチームのレディオシャック・ニッサン・トレックがこのホイールを使っており、活躍が期待される。
軽さと強度を両立した
万能チューブラータイヤ
価格:10,000円(前後セット)
1本255gという軽量なチューブラータイヤ。しなやかな290tpiのポリエステル綿混紡ケーシングをケブラーで補強し、乗り心地の良さと耐久性も両立。あらゆるレースで使える広い守備範囲をもつ
耐久性の高さが魅力の
練習用チューブラータイヤ
価格:5,000円(前後セット)
加硫処理によって耐久性を高めたトレーニング用チューブラータイヤ。1本5000円とチューブラータイヤとしては求めやすい価格も魅力で、重量も300gとなかなか軽量だ。前後共用のデザインを採用
ラインナップ中最大 ド迫力の90mmリムハイト
アイオロス9D3 カーボンロード価格:F/95,000円、 R/135,000円
D3シリーズ中最大の90mmというリムハイトを誇るホイール。超ディープリムでありながらD3テクノロジーのおかげで横風の影響も受けにくい。TTやトライアスロンに最適