価格:300,000円 (F/140,000円、R/160,000円)
アヌア・マナン率いる、チャンピオンシステムプロサイクリングチームも使用。ヤン・キルシプーも愛用、他にもベルギー代表シクロクロスライダーのトム・メーウセンやロブ・ペーテルスなど
あらゆるカセットスプロケットがアダプターなしでそのまま装着できる“マルチシス”システムを搭載した、アルミ製「Aptera」ハブボディ。フロント82g、リアは208gと非常に軽量
フロント18本でリア24本の、サピム製ステンレス別注スポークを採用する。わずかながら翼断面のエアロ形状をかたどっている
タイヤとの接地面はやや直線的な形状をしている。そのためどちらかというと太めのタイヤのほうが接着しやすいタイプと言える
日本のサイクリストにとってはまだ馴染みの薄いedco(エドコ)。じつは1902年にスイスで誕生した、歴史ある高級パーツブランドなのである。
これまで新しいテクノロジーを積極的に生み出してきた同社は、ラインナップするすべてのロード用フリーボディが〝マルチシス〟(エドコ独自のパテントで、フリーを交換せずともシマノ・スラム、カンパニョーロのカセットスプロケットが取り付け可能)テクノロジーを採用している。
また、一部モデルには〝セラミック・サーフェイス〟も搭載。これはリムのブレーキ面をセラミックコーティングし、専用のブレーキパッドを使用することで、雨天時や長時間のブレーキングでも安定したブレーキングパワーを発揮。リムへのダメージも通常よりも大幅に低減してくれるテクノロジーだ。
ロードバイク用ホイールのラインナップは主に3つ。軽量シリーズの〝スーパースポーツ〟。そしてスタンダードシリーズの〝コンペティション〟。最後にアルミリムを中心としたミドルグレードモデルの〝オプティマ〟シリーズである。ここで紹介するのは、スーパースポーツラインのなかでももっとも使い勝手の良いとされる25mmハイトフルカーボンモデル。新たに誕生したシマノ9000系の11速をはじめ、各社のギアに対応する〝マルチシス〟フリーや軽量で精度の高い削りだしハブ「Aptera」など、ハイクオリティな部品を標準で装備している。
恐るべきはその価格と重量のバランス。30万円(前後セット)で1096gである。超軽量山岳用ホイールとして名高いライトウエイト「ヴァントゥー」が980gで約67万円だということを考えると、その魅力は十分お分かりだろうか。またそれだけでなく、エドコのホイールは、一本一本を職人が手組みで仕上げるため、組み付け精度が良く、プロダクトとしての完成度も非常に高いとされる。まさに逸品として、これから多くの日本のサイクリストに認知されていくことになる。
バランスのとれた
オールマイティモデル
価格:F/110,000円、 R/140,000円
1413g(F/610g、R/803g)でリム高は38mm、あらゆる状況下でも使いやすいモデル。「チャンピオンシステム」の選手もレースで実際に使用しているモデルだという
平坦基調のレースには 最適なエアロモデル
Furka Light Competition価格:F/110,000円、 R/140,000円
リム高58mmで重量は1468g(F/630g、R/ 838g)という、ややエアロ性能に重点をおいたディープリムホイール。強力なブレーキ性能を発揮するセラミック・ブレーキ搭載
TTやトライアスロンに
最適なディープリム
価格:F/95,000円、 R/135,000円
D3シリーズ中最大の90mmというリムハイトを誇るホイール。超ディープリムでありながらD3テクノロジーのおかげで横風の影響も受けにくい。TTやトライアスロンに最適