ここでは森さんに教わったチューブラータイヤの装着手順を紹介していく。ポイントは【7】の、タイヤを伸ばしながらリムに嵌めていくところ。上から下へ、体重を上手く使って行おう。
かならず床にウエスか板を敷き、リムが傷つかないようにする。ウエスだとリムセメントのときにくっついてしまう
ここではチューブラーテープでのタイヤ装着手順を紹介。バルブの穴の横から、テープを張っていく。指でテープがしっかり張り付いているか確認
チューブラーテープをリムの中央にまっすぐ張っていく。1周回ってバルブの穴まできたら、テープをハサミでカット。写真右のようにバルブの穴はふさがないように注意!
チューブラーテープに張っている透明のセロファンを3cmほど剥がし、セロファンを折って斜めに出しておく
タイヤに空気を入れる。あまり入れすぎてはタイヤに嵌めづらくなるので、目安はおよそ3気圧ほど。空気を入れたらもれないようにバルブのナットを締めておくことを忘れずに
ホイールを立て、タイヤのバルブをホイールの穴に通す。このときセロファンの端が外に出ていることを確認
立ち上がり、左手はタイヤとホイールを固定したまま、右手でタイヤを下へ伸ばし、そのままホイールごとつかむ
右手は動かさず、今度は左手で体重を使ってタイヤを下へ伸ばし、またホイールごと手でつかむ
これ以降はお腹でホイールを固定しながら、両手でゆっくりタイヤを下へ伸ばし、徐々にリムへ嵌めていく
ここまで来ればもうすぐ! 上から下へタイヤを伸ばすように力を入れて、リムへ完全に嵌め込んでいく
最後はホイールを持ち上げ
親指を使ってタイヤをグイグイとリムへ落としていく
ステンレスのスポークに、エアロ形状を取り入れた。これが高速巡航を高める秘訣
このままでは“反バルブ側のタイヤ”と“バルブ側のタイヤ”にテンションの違いが出る。これを修正していくのだ
バルブ側のタイヤをつまみ上げると、最初はかなり高く持ち上がる。これはテンションがかかっていないからだ
いっぽう反バルブ側は全然上がらない。グルッと一回りこのようにつまみ上げると、テンションがそろってくる
バルブ側のタイヤと同じくらいこちらもタイヤをつまみ上げることができるまで、テンションの調整を行う
およそ5気圧をメドに、再度タイヤに空気を入れる。あまり入れすぎるとセロファンが抜けなくなる
ねじれている場合は指先で戻しながら、再度嵌める
タイヤがゆがまず、正しく入っているか確認。横から見て、タイヤのラインとリムのラインが左右同じ感覚になっているかをチェック
最後にゆっくりセロファンを剥がしきり、乗車用の空気圧まで空気を入れ直して終了となる