枻出版社 枻出版社

【AVIREX(アヴィレックス)】アメカジ注目ブランド事典

アヴィレックスについて

アヴィレックスの前身となった会社「エアロ・レザー」が産声を上げたのは、1937年のことだ。アメリカ空軍にフライトジャケットを納入する業者としてだった。当時からパイロットの装備品には詳細な規格が設けられており、なかでも防寒性と機能性については厳しい条件だったが、それらの条件をクリアする良質なウエアを次々と開発していった。 そして、1975年。フライトジャケットが街着として流行しはじめたのを見た元パイロットのジェフ・クライマンは、フライトジャケットを一般市場にも供給する会社を設立した。アヴィレックス(“空の王様”の意味)の誕生である。 ミリタリーウエアの開発からスタートしたアヴィレックスだったが、現在では、トータルなカジュアルウエアをプロデュースするアパレルブランドにまで成長を遂げた。その良質な製品は、アメリカ国内だけでなく世界中のあらゆる国で、老若男女の別なくファンを魅了し続けている。アヴィレックスをアヴィレックスたらしめているのは、創業時から脈々と受け継がれる真摯なモノ作りのスピリット。 それこそが彼らの原点であり、時代が変わっても決して変わることはないだろう。

空の王様の矜持 ←厳格な条件をクリアした良質ウエアであることを、誇らしげに現したタグ。“空の王様”の矜持、ココにあり!



アヴィレックスのアイテム紹介

REMAKE CWU-36P ←袖口や襟元などには、デニムジャケットとCWU-36Pを重ね着しているように見えるギミックが。AVIREXの遊び心も楽しめる一着だ

←1973年に米空軍が正式採用したフライトジャケットをリメイクしたREMAKE CWU-36P。ナイロンとデニムが融合。3万3600円。

EMBROIDERY “SUKA” T ←カラフルで人目を引く背中の刺繍がこのTシャツのキモ。細部まで手を抜かない精緻な仕上がりはさすがのひと言

←シンプルさと勇壮さがうまくミックスされたEMBROIDERY “SUKA” T。右胸のタイガーが着る者の心を鼓舞する。5565円

ミリタリーパーカCUSTOM MIL. PARKA ミリタリーパーカCUSTOM MIL. PARKA
:フード前部には、実用的なムートン地のチンストラップが装備される。オーバースペックともいえるこうしたディテールがたまらない
:フードには、大戦時のヘルメットを彷彿させるレザーがおごられる。多方面へのアジァスターが設けられているため、フィット感も抜群だ
:袖部分はジッパーで着脱が可能になっている。体温調整などの利便性に役立つだけでなく、着回しの幅もひろがるスグレモノの機能だ

←AVIREX流に解釈されたミリタリーパーカCUSTOM MIL. PARKA。風の侵入を防ぐ袖のリブ遣いは技ありのディテール。

CAMO TAPING POLO ←陸軍が採用するアーミーセーターによく装備されるような補強パッチがショルダーに付けられ、デザインのアクセントになっている

←肩部分にカモフラ柄のテーピングが施されたCAMO TAPING POLO。ボディカラーのカーキとの相乗効果でタフな印象。6090円

定番モデルB-3 ←大型のチンウォーマーが特徴の定番モデルB-3。シープスキンを使うことで高い保温性を確保し、サイドアジャスターで風の侵入も 防ぐ。11万5500円(34~46サイズ)12万6000円(48、50サイズ)