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【ドゥニーム】アメカジ注目ブランド事典

ドゥニームについて

1988年創業以来、50~70年代の隠れた名品をリメイクし、デニムを中心としたプロダクツを生み出しているドゥニーム。ブランド名の由来は、15世紀にフランスのニームにある古代織物センターで誕生したフランス語「セルジュ ドゥ ニーム(ニーム産のサージ)」に由来しており、Denim(デニム)という英語も「ドゥ ニーム」がアメリカ訛りで変化したといわれている。つまり、ブランド名にはデニムの原点に対する強いこだわりが隠されており、あくまでジーンズのベーシックな部分を大切にし、当時の時代背景に隠れた雰囲気やテイストといったニュアンスも忠実に再現しようというものである。
そんなドゥニームのジーンズは、素材から縫製や糊付け、織機などの製法まで、昔ながらのモノ作りに徹して生み出される。そしてそこにささやかなドゥニームのエッセンスを加えてできるジーンズは、穿きこむほどに縦落ちやアタリが生まれ、味わい深い1本に仕上がっていく。
創業から今年で20年目、その徹底したモノ作りで日本デニム界のトップに君臨してきた。数十年後にドゥニームのジーンズがヴィンテージとして扱われていることも、あながち根拠のない話でもない。

ドゥニーム ←オリジナルに基づきしっかりと再現されているディテールを見れば、ドゥニームの完成度の高さが窺い知れる。



ドゥニームのアイテム紹介


←タグにあるHAND PRINTの文字からも分かるように完全手作業で製造。ポケットやボタンを閉めたときに柄合わせするために生地を贅沢に使用。




←1989年から毎年リリースしているアロハシャツライン。2007年はこの鯉柄を含め、9つの柄が登場する予定だ。
2万8350円


←ウエスト部分の調整はバックルではなく、アジャストボタンになる。青みの強いデニムを使用しており、きめ細かい縦落ちが楽しめる。
←セルビッジなどの細かなディテールの再現もドゥニームなら当然。縫製などもオリジナルを忠実に再現している。
↑1950年代のデニムジャケットを忠実に再現。ボックス型の
シルエットで身幅が狭く、身丈が長いのが特徴だ。
3万450円

←隠しリベットなどは、1950年代のジーンズなら当たり前のディテール。縫製糸にはもちろん綿糸を使用している。




←創業当時から発売されるロングセラーで1950年代のジーンズを再現したXX Type。14オンスのデニムを使用。
2万5200円~

←色落ちやアタリは1本1本異なる表情を見せる。生のデニムを使用するため、穿きこめばさらなる色落ちも楽しめる。




←XX Typeの加工モデル。実際に長年穿いたような色落ちに近づけるため1本1本手作業でユーズド加工を施している。
3万5700円~