ダブルワークスは、日本のトップデニムブランドのひとつであるウエアハウスのプロデュースによって2002年に誕生した。アメリカの50年代から70年代に作られたユーズドクロージングをベースに、ウエアハウスで養った生産プロセスを駆使してデニムやネルシャツ、スウェット、ジャケット、シャツといったプロダクツを展開している。
この2つのブランドの違いはいったい何か?それは、ウエアハウスがヴィンテージと真っ向から向き合い、その商品のシルエット、色合い、ディテールを忠実に再現しているのに対し、ダブルワークスはウエアハウスの路線と技術を踏襲しながらもそれにユーズド加工を施し、アメカジの持つ機能性や空気感、ちょっとした遊び心をプラスすることにある。それでいて価格は比較的リーズナブルに設定というアメリカンカジュアル好きには嬉しいブランドなのである。
そして、それらのアイテムを作る際の最大のポイントがユーズド感を表現するヴィンテージウォッシュだ。ブランドの立ち上げ以来研究に研究を重ねてきたウォッシュ加工は、豊かな風合いや色落ちなどを生むだけでなく、形として表すことのできない雰囲気や時代背景といった当時の“香り”をも生み出す、まさにダブルワークスの生命線ともいえる。まるで命が吹き込まれたように豊かな表情を見せるジーンズを経験すれば、きっと新たなデニムワールドを発見できるはずだ。
←アメリカが薫るデイリーカジュアルウエアをメイド・イン・ジャパンで再現するダブルワークスの製品
←穿き続けることによって生まれる膝下のカミナリジワなども立体的に再現され、ナチュラルな仕上がりに
←ダブルワークスの定番モデル660のUSED WASH A。ヴィンテージデニムに見間違えられるほどのリアルさを追求した。 2万790円 ←ウォレットを突っ込み、長年穿き続けたようなアタリを再現するなど、自然なウォッシュ加工が見事
←USED WASH Bはあえて穿きジワやヒゲをいれず、リアルさの中に新鮮さを注入。全体的にバランスのとれた1本だ。 2万790円 ←自然な風合いを出すため、インディゴ以外の染料を加えない独自のロングウォッシュ技術で長時間水洗いした
←色の濃い状態のヴィンテージに見られるミミのアタリやパッカリングのみが色落ちするように加工した660LONGWASH。 2万790円 ←すべて綿糸を使った縫製や鉄製銅メッキの打ち抜きリベットなど、ディテールもよく作り込まれている ←660 1WASHは股上がやや浅く、裾にかけてゆるやかにデーパードがかかったストレート。穿くほどにフィット感もアップ。 1万6590円 |