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【エヴィス】アメカジ注目ブランド事典

エヴィスについて

一度見たら忘れられないカモメマークでおなじみのエヴィス。'91生まれのこのブランドは、誕生とともに、常にデニムファンの期待を軽く上回るオリジナリティ、クオリティで、他社の追随を許さない圧倒的な存在感を示し続けている。 とかくエヴィスというとデザインに目がいきがちだが、実は生地や縫製にとことんこだわっているのも大きな特徴。丈夫で壊れない。長年付き合えるエヴィスジーンズは、ヨーロッパの雑誌にて「ジーンズのロールスロイス」とまで言わしめた。 '94年には国産デニムの聖地、岡山に自社工場も構え、世界に名だたるブランドに成長しながらも、デザイナーの山根氏は「俺はジーパン屋とちゃうで、洋服屋や。ジーンズは俺にとっては単なるデニム地のスラックスや」と軽く言い放つ。そして「俺は俺流の解釈で、いいと思ったものを作ってるだけや」と言い、デニムという枠にとどまらず、フィッシングギアやゴルフウェアの別ブランドを立ち上げて、ジャンルの壁も軽々と越えてみせてくれた。 ジーンズの定番モデルはデビュー以来、変わらず作られている。進化し続ける革新性と、変わることのない普遍性。この先、時代が変わってもエヴィスは定番であり続ける。


エヴィス ←七福神の恵比寿様をイメージしたブランドタグ。昭和レトロの香りが漂うクラシックイラスト。品質保証の文字に自信が窺える



エヴィスのアイテム紹介


←背中には尾錠がついているので、タイトに着ることができる。こちらも91年から売られている定番モデルのひとつ



←防縮加工を施したNO.2デニムを使用したジージャン#1506(NO.2)。フラップ付きポケットが付く。
2万8200円~

←肩、脇、袖部分を巻き縫いでトリプルステッチで仕上げられたカバーオール#1951。ワークウェアらしい頑丈さ。
2万7200円~

←裏には、「恵比寿屋」と漢字で書かれたロゴが焼き印で押されている。使い込むごとに柔らかく馴染み、色合いもよくなる

←厚さ5mm、幅50mmのサドルレザーを使用したDO-KONJO BELT。ピカピカに磨きを入れたバックルとの相性よし。
2万2050円


↑真鍮にメッキをかけたボディとデニムで覆われたDENIM ZIPPO。糸はジーンズと同じで防燃加工済み。デニムと揃いで。
1万4700円

←「NO.1SPECIAL」の文字が踊る革パッチ。穿きこんでいくごとに変色していく具合も楽しみたい

←カッパーリベットやボタンにいたるまで付属パーツもすべてオリジナル。丈夫なことで知られる縫製も糸の番手など使い分ける



←エヴィスの本流ともいえる2001。14.5オンスのシュリンク・トゥ・フィットデニム。2inchほど縮む。
3万400円~

←「NO.2」とは防縮加工が施されたデニムを使用したモデルのこと。こちらは約1サイズ(2.5センチ)ほど縮む

←セルビッジの幅も独特。デニムを知り尽くしたエヴィスの技が随所に光る。ステッチワークも絶妙。




←2001にシンチバッグが付いた#2004(NO.2)。織り上げた後再び糊を打つので堅い印象がある。
2万2000円~

←フロントはダブルニー仕様で補強するほか、ポケットでも補強がなされているオーバーオールタイプの#2015。
2万4200円