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【ハッシュパピー】アメカジ注目ブランド事典

ハッシュパピーについて

1958年、ミシガン州ロックフォードにあるウルバリン・ワールド・ワイド社で誕生したハッシュパピー。ハッシュパピーという ネーミングの誕生にはこんなエピソードがある。
当時、革靴のセールス・マネジャーだったジム・ミュアは、あるとき友人宅で食事中、ほえる犬(バーキング・ドッグス)を 黙らせるためにその友人が、揚げパン(ハッシュパピー)を「Hush Puppies! (子犬たちよ、静かに、という意味で)」と言い ながら与えていたのを耳にする。50年代、アメリカでは、靴が足に合わなくて足が痛むことを「バーキング・ドッグス」と 呼んでいたことから、ジムはその靴を「ハッシュパピー」として売り出すことにした。疲れた足(バーキング・ドッグス)も黙ら せる快適な靴(ハッシュパピー)というわけだ。その最大の特徴は、「ハッシュパピーレザー」と呼ばれる、豚革の表面を 起毛し、なめし行程で特殊樹脂加工を施した天然素材。フィット性に優れ、水や泥をはじくほか、通気性も抜群。革靴に 初めて履きやすさを追求したカジュアルシューズの定番として、現在では120カ国以上で販売されている。最近ではアメリカ のレジェンドダンサーが同社の靴を履いていたことで、若いダンサーにも注目されているという。やはりスタンダードなものに は国境も世代も関係ないのだ。

ハッシュパピー ←ハッシュパピーの顔ともいえるこのバセットハウンドのジェイソン君。アメリカではファンサイトがあるほどの人気ぶりだ。胴長短足と垂れた耳が愛嬌たっぷり。



ハッシュパピーのアイテム紹介


↓溝の数が多い特別なソールデザインと特殊配合発砲ラバーが、グリップ性を高め、より滑りにくくしてくれる。雨の日も安心。 ↓履き込み口は表革が滑らかに仕上げてあるので、着脱時もスムーズで、違和感も少ない。
↑アメリカンカジュアルのスピリットを貫きながら、時代に合わせて機能を進化させてきたFXシリーズの定番M-120FX。デザインはハッシュパピーの定番モデル。1万5540円 ↑M-120FXのソイソースカラー。中敷は厚手の牛革、衝撃吸収スポンジ、コルク素材と3層からなっていて、体重の加重により足型が形成され快適に。1万5540円


←甲の高い日本人にも履きやすいようにデザインされている。ブラッシングするだけで汚れも落ちる。




←映画「フォレストガンプ」の小道具として1961年当時、アメリカで最も履かれていた靴を再現したM-2031G。最近、ダンサーやストリート系キッズにも人気。
1万6590円




←甲の部分をめくるとゴムになっているので、紐がないとはいえ、着脱には困らない。


←カジュアルでもビジネスでも履きこなせる使い勝手の良さそうなM-2032。革紐がないので履き込みも楽チン。
1万6590円

←ソールにエアダクトを搭載するので空気が循環し、ムレにくい。中もメッシュ構造なので汗をかいても快適。
M-5516(ビタチョコ)1万7640円



→M-120FXと同じ赤底シリーズ。こちらはウィングチップを配し、ドレスシューズらしい上品さを見せている。
M-121FX(トープ) 1万5540円

↑軽くて丈夫なカンガルー革を使用。独特のしなやかな風合いがたまらない。これからは夏らしいホワイトがオススメ。
M-5553(ホワイト)1万5540円
↑ハッシュパピーで人気のソールが薄いタイプ。軽さと履きやすさにハマる。
M-5553(クロ)1万5540円
↑歴代カタログにはもちろんバセットハウンドが登場。ちなみにこれは'80年代頃のカタログ。