ハワイ文化の花形とも言えるアロハシャツ。その黄金期である20世紀半ばにアーティストとして、またハワイアンテキスタイル・デザイナーとして活躍した、ジョン・メイグスという人物をご存知だろうか。かの有名な「ゴーギャン・ウッドカット」や「ユージン・サベージのマトソンのメニュー柄」など数々の名作を世に送り出し、アロハシャツ・デザイナーの元祖とも言われる、伝説の人である。そんなハワイの服飾史に名を残す偉大な彼の功績をたたえ、また彼の優れた感性を現代に蘇らせる。そんな強い想いから誕生したのが、ハワイ語で人名のジョンを指すケオニという言葉を冠したブランド、『ケオニ・オブ・ハワイ』なのだ。
毎シーズン豪華アーティストを迎えて、オリジナリティ溢れるハワイアンシャツを数多くリリースする『ケオニ・オブ・ハワイ』だが、そこにはすべて「ハワイアン･カルチャーの象徴であるアロハシャツを、ハワイと日本の架け橋にしたい」というメイグスの志に共感したアーティスト達の熱い思いが込められている。
アロハシャツをキャンバスに自らのアイデンティティを込めた作品を描く。これはもはや、衣料品というカテゴリーを越えた芸術作品と呼ぶに相応しいシャツである。


←カスタムカーペイントの素材のひとつであるピンストライプ。その技術で、日本を代表する腕を持つWILDMAN石井氏デザイン

ケオニ オブ ハワイのアイテム紹介

↑下書きなしのフリーハンドによる一発決めのテクニック、ピンストライプ。通常のハワイアンシャツとは違った雰囲気が楽しい。2万4150円 ↓空中ブランコや綱渡り、波乗り曲芸などミニサーカスの風景を描いた、どこか懐かしさが漂う『空想アロハサーカス団』。2万4150円 ↓厚くハリのある葉や、今にも飛び立ちそうな鮮やかな花など、モチーフを写実的なデッサンから徐々に簡略化した作品。2万4150円 ←イラストレーターの山口マサル氏デザイン。彼の独特の作風は思わずクスッと笑いをもたらし、晴れやかな気分にしてくれる ←ミュージシャンの杉山清貴氏が極楽鳥花をモチーフにデザイン。タイトルの『Bird of sunshine』とは、輝く太陽に向かって飛び立つ鳥