【花山】アメカジ注目ブランド事典

花山について

バイカーに絶大な支持を得る、レザープロダクトのデグナーの和を意識したスペシャルライン。それがこの“花山（カザン）”。ラインナップを見ても分かるとおり、昔ながらの着物素材をバイカーズアイテムに取りいれたブランドである。
その使用される着物素材は、ただの着物素材ではなく、使用されるのは金糸、銀糸で織られた和織物の中でも高級素材とされる、西陣織の伝統を受け継いだ金襴（きんらん）織物。デザインバリエーションも扇や平安、七宝と、落ち着いた印象ながらも華やかさが同居する、日本古来の柄が多い。それらを良質なレザーと組み合わせたアイテムを展開しているのが特徴だ。また小物だけでなくアパレルも展開しており、特に金襴織物をライニングに使用したライダースジャケット類は、人とは違ったウエアを着たいと思うバイカー達に人気が高い。
ブランド名である花山は、デグナーが本拠地を置く京都市山科区の地名に由来するが、華やかな花の山という意味も含み、金襴織物の美しさをイメージしているという。日常で和装をする機会が少ないからこそ、日本伝統の素材のモノを持ち歩いて欲しい。そんな思いもブランド名には込められている。