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【アールジェイビー】アメカジ注目ブランド事典

アールジェイビーについて

モノ作りをしていくなかで必ず生まれてくる欲。それは“究極”を追い求めること。そんな思いが先行し、商品として形にできなかった自由なアイディアを活かすため、フラットヘッドの代表でもある小林昌良氏が2006年にスタートさせたブランドがアールジェイビーだ。
フラットヘッドで培ったモノ作りのプロセスをベースに、縫製などの技術、日本での生産といった守るべき点は残しつつ、既成概念にとらわれない、より自由な発想と現代的なデザインやテイストを取り入れ、新たなアメカジスタイルを築き上げようとするアールジェイビー。それは、古きよき時代のアメカジを、当時の独特な味わいそのままに表現するのではなく、より自発的で自由なアイディアが反映されている。そうして生まれるプロダクツは、デニムやブーツをはじめ、ウエスタンシャツ、ハワイアンシャツ、スウェット、Tシャツといったアメカジベースで、数十回のサンプリングを重ね日本人に合うシルエットを追求している。アールジェービーが通販を行っていないのは、細部にこだわり抜いたディテール、素材を実際に見て触れて納得していただきたいという想いからだ。



アールジェイビー ←デザインやディテールなどに自由な発想を取り入れつつも、オールドテイストは損なわれない。これこそアールジェイビーの醍醐味



アールジェイビーのアイテム紹介

←D101同様、ダイヤ型のブラックのウォッシャブルレザーにステッチを施す。パッチにもブラックレザーを使用している


←フレアを強調し過ぎないブーツカットジーンズD107。ジンバブエコットンを使用しているため、しなやかでストレスが少なく穿きやすい。2万5000円
←バックポケットにはダイヤ型のウォッシャブルレザーにステッチが施される。ディテール部分にもしっかりと自由な発想を落とし込んでいる

←1950年代のヴィンテージをモチーフにしたジーンズD101。打ち込み本数を極限まで上げたデニムはコシが強く、体にしっかりフィット。2万4000円





→日本人に合う足型のサンプリングを徹底的に行い、熟練工の技術が詰まったウエスタンブーツ。赤と黒の配色、フォルムの美しさは圧倒的。12万8000円

↓レーヨン100%のツイル生地を使用。ボーダーアーガイルのデザインが美しく、ポケットの柄合わせもバッチリ決めた。
2万9000円
↓当時のテーラーメイドなどごく 一部の高級服に使用されていたレーヨン100%の強撚系を使用したハワイアンシャツ。コシ感、ドレープ感が抜群。2万7000円 ↓手編みのような柔らかさと伸縮性、耐久性を兼ね備えたスウェット生地を使用。ジャケット感覚で羽織れるSZ101。2万1000円
↑ピンクの糸を使わず、オレンジやレッド、ホワイトなどの混合糸を用いてこの色を表現したレーヨン100%のウエスタンシャツ。2万8000円