歴史と革新が入りまじる、厚みのある街へ。
奥神楽坂とは
飯田橋を出て神楽坂下で外堀通りを渡ると、商店が賑やかに建ち並ぶ。言わずと知れた神楽坂通りだ。
歩みを進めると神楽坂上の交差点に差し掛かる。ここから先が「奥神楽坂」と呼ばれているエリア。
近年、古い倉庫はアパレル、家具、雑貨まで揃える洗練されたライフスタイルショップになり、
また話題の飲食店や個性的な店舗も出現し、人が集まる話題に事欠かない。
一方で、歴史を感じさせる能楽堂や仏閣などは厳然とあって、落ち着きを与えてくれている。
ひしめき合うような窮屈さはなく、心地いい加減を醸し出しながら進展する奥神楽坂。
新・旧入り混じる不思議な魅力で、今注目を集めている
新スポットも続々登場。”奥”に秘めた進化を発揮!
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3回の建て直しを経て華麗に変身
七百年以上にわたり、牛込総鎮守として信仰を集める。平成二十年に建て替えを敢行後はモダンな社殿となり、また再生プロジェクトとして境内に集合住宅を併設した。毎月、寄席やマルシェを開催するなど、従来の神社のイメージを一新している。
- 新宿区赤城元町1-10
- 03-3260-5071
境内にある『あかぎカフェ』でひと休み
境内にあるカフェは全面ガラス張りで、店内からは社殿を眺めながら食事やお茶をいただくことができる。単なる休憩所ではなく、シェフを抱えた本格的なカフェレストランで、夜は10時まで営業し、アルコール類も扱う。神前での挙式の後、パーティなどにも利用できる。
- あかぎカフェ
- 新宿区赤城元町1-10
- 03-3235-6067
- 10:00〜22:00、土曜11:30〜22:00、日・祝日11:30〜19:00
- 火曜
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“本当にいいもの”の価値を提案する
ファッション、生活雑貨、家具、書籍の販売に加え、カフェとレクチャースペースを備えた総合ショップが2014年10月10日にオープンした。総面積962.45㎡の屋内には、「キュレーター」と呼ばれる各分野のスペシャリストがセレクトした上質な商品が並ぶ。
- 新宿区矢来町67
- SHOP
- 11:00〜20:00
- 不定休
- CAFE
- 03-5579-2130
- 8:00〜21:00(L.O.20:30)
- 不定休
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来月の特集が待ち遠しくなる書店
駅前の書店が閉店すると聞いた地元の校正会社の社長が「街の本屋さんを残さなければ!」と、2014年11月29日に立ち上げた。奥にはギャラリーがあったり、独自の視点で分類した本の見せ方がユニーク。月一で変わる店頭特集が楽しみだ。
- 新宿区矢来町123 第一矢来ビル1F
- 03-5228-5490
- 10:00〜22:00、日曜11:00〜20:00
- 不定休
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美味しいコーヒーと本があれば万事OK?
かもめブックス内にはカフェがある。京都の自家焙煎コーヒー専門店『WEEKENDERS COFFEE』の美味しいコーヒーを片手に購入したての本を開く。なんて贅沢なのだろう。時間のない方はテイクアウトでどうぞ。
- 新宿区矢来町123 第一矢来ビル1F
- 03-5228-5490
- 10:00〜22:00、日曜11:00〜20:00
- 不定休
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パティシエが生み出した絶品クリームパン
数寄屋橋での営業から神楽坂へ移転して18年。亀井堂のシュークリームが大好物という男性客の「このクリームでパンを作ってほしい」という一言で誕生したクリームパンは今や看板商品となり、1日400個を売り切る程の人気だ。
- 新宿区神楽坂6-39 亀井堂ビル1F
- 03-3269-0480
- 7:45〜19:00、土曜9:30〜18:00
- 日曜・祝日
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暮らしを豊かにする機能美を備えた器&雑貨
「器は鑑賞物ではなく日常的に使うことで存在を生かせる」のポリシーのもと、店主のはるやまひろたかさんがセレクトするのは、すべて丁寧な手仕事で作られた器と雑貨。はるやまさんが窯元や作家に別注したオリジナル品も並ぶ。
- 新宿区矢来町68 アーバンステージ矢来101
- 03-3235-7758
- 12:00〜19:00
- 火曜、第1・3月曜(祝日の場合は翌日休)
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鮪を食べ尽くしたいなら行くしかない!
時期ごとに最高の天然黒鮪を仕入れ、様々な部位を食べさせてくれるとあって、寿司好きにはたまらない。さらに、100種を超える地酒と焼酎、旬の魚や野菜の一品料理や鍋物も充実。開店から28年、その年月が味の確かさを物語る。
- 新宿区矢来町110
- 03-3269-0777
- 11:30〜14:00、17:30〜23:00、土・日・祝日11:30〜14:00、17:30〜22:00
- なし
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子どもも一緒に家族でフレンチを
高級フレンチレストラン『ラトラス』の姉妹店で、その流れを汲みながらカジュアルに利用できるようにと2011年10月にオープン。ランチは2,700円から、ディナーは5,200円から設定し、小学生以上なら入店可能というのも嬉しい。
- 新宿区矢来町61日東商事ビル1F
- 03-03-5261-8210
- 11:30~14:30(L.O.13:30)、18:00~22:30(L.O.21:30)
- 火曜(祝日の場合は翌日休)
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日本にいながら気分はニューヨーカー
マンハッタン出身のオーナーが、自身も好物であるアメリカのバーガーを食べてもらいたいとオープンさせた、味もボリュームも本場仕込みのダイナー。N.Y.が発祥とされるマティーニをメインに酒類や郷土料理も愉しめる。
- 新宿区矢来町61日東商事ビル1F
- 03-5261-8210
- 11:30~14:30(L.O.13:30)、18:00~22:30(L.O.21:30)
- 火曜(祝日の場合は翌日休)
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演出する器と一緒に安心で美味しい野菜を
2014年10月にオープン。全国の生産者から仕入れる無農薬や減農薬の野菜と、職人の手仕事による道具や器を扱う。珍しい西洋野菜や食器は見ているだけでも楽しい。また無農薬・無添加食材のお弁当は、一日限定30食で大人気。
- 新宿区矢来町138 ムカサ第一ビル101
- 03-6457-5009
- 11:30~20:00
- 不定休 http://jam-studio.jp/e-to
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美味しいワインと会話を愉しむ大人の店
「あえて(神楽坂)下に行かない」という地元の人や常連が足を運ぶビストロ。3,900〜200,000円台まで100種ほどのワインを揃える。男女問わず一人での来店も多く、隣り合わせた人との愉しみ方も熟知した大人たちの店だ。
- 新宿区矢来町122 イーストビル2F
- 03-3269-7650
- 18:00~翌1:00
- 日曜・第2月曜
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旬の食材、器、盛り付けの三位一体
繊細で美しい会席料理が評判。第1〜3土曜の昼には料理教室を開催している。家庭で作れる和食をデモンストレーションし、出来上がりはそのままミニ会席ランチに(1回5,400円)。「プロの技を習得できる」と好評だ。
- 新宿区天神町63-13-2 神楽坂メゾン1F
- 03-5227-5225
- 11:30~14:00(L.O.13:30)、17:30~22:00(L.O.21:00)
- 日曜・祝日
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ランチタイムには毎日、長い列をなす
スペシャリテであるフォアグラのフランを含むお得なランチコース(1,080円)を目当てに、昼時には行列も。ディナーコース(5,400円)では、最後のスパゲッティを10〜150gで任意に対応。個々の胃の大きさに配慮する気遣いが嬉しい。
- 新宿区天神町68-3 橋本ビル1F
- 03-6265-0876
- 11:30~15:00(L.O.13:30)、17:30~23:00(L.O.21:30)
- 水曜
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一つずつ丹精込めて焼き上げる昔ながらの味
1931年よりたい焼き一筋に80余年。原料の十勝小豆、小麦粉、塩、ふくらし粉、そして鋳型に入れて一つずつ仕上げる焼き方も、創業当時のままだ。薄めで香ばしい皮と控えた甘さのあんのマッチングは絶妙。幸せを感じる一匹。
- 文京区関口1-5-8
- 03-3268-6261
- 10:00~18:30
- 火曜
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ミシュランガイドも認めた高パフォーマンス
『ミシュランガイド2015』で、良質×手頃な価格の店を認定するビブルグマンマークを獲得。特筆したいのはソースに合わせる各種の手打ちパスタだ。原料、形状などを十数種から使い分ける。その歯応えと味わいは、星が輝くに値しそう。
- 文京区関口1-5-9 ドーム関口1F
- 03-6228-1091
- 11:30〜14:00(L.O.)、18:00〜21:30(L.O.)
- 月曜(不定休あり)
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ヘルシーなスティックジェラート
イタリアの新ジェラート?と思われそうだが、実は日本生まれ。低カロリーにするためオリゴ糖を使用しており、これには固まりにくいという難点があった。上神谷泰史さんが試行錯誤の末に完成させ、昨年7月に1号店をオープン!
- 新宿区天神町67-8 天神ビル1F
- 03-6265-3030
- 11:00~20:00
- 月曜
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イタリア、パンの町から本場の味が上陸
イタリア南東部のパンの町“アルタムーラ”で2年間みっちり修行を積んだ山本誠さんが焼くフォカッチャの専門店。「生地が何より大事」というフォカッチャにはジャガイモが練り込まれていて、モチモチの食感。
- 新宿区山吹町5
- 03-6265-3842
- 8:00〜20:00、金・土曜〜22:00
- 日曜