この一冊でお寺が丸わかり
お寺の教科書
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2018.8.28発売
かつて日本人は、お寺に掲げられた「地獄絵」を見て死後の世界に恐怖を抱きつつ、お坊さんの絵解き説法を聞きながら倫理観を育み、極楽浄土に往生することを信じて人生を送ったといいます。
その人の生前の善悪の行いによって、「地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人道・天道」のいずれかに生まれ変わる(転生する)とされる六道輪廻。生前、罪深かった者が堕ちるとされる地獄と、冥府の主・閻魔大王が率いる十王の審判。それに対して、仏道を志して修行を積むことで、六道輪廻から解脱し到達するとされる仏界。そして、阿弥陀如来が建立したという最高の極楽浄土。
そんな死後の世界を、お寺に伝わる貴重な「地獄絵図」「六道絵」「参詣曼荼羅」「阿弥陀来迎図」などを使って、一目で分かるよう構成しました。死後の世界を知って、生きる意味を実感する──失われつつある日本人の心をお届けします。
*本書は2015年3月に発売した「地獄と極楽浄土(ムック)」に加筆・再編集し、一冊の書籍にまとめたものです。
序章 なぜ今、地獄が必要なのか?
第1章 大地獄図で解き明かす死後の世界
第2章 Q&Aで簡単解説 地獄入門
第3章 閻魔大王と地獄の十王
第4章 阿弥陀如来が建立した最高の極楽浄土
第5章 世界の地獄と極楽・天国
第6章 絵図に描かれた地獄と極楽
仏教が好き! 地獄と極楽