本づくりの原点がここに。
しずけさとユーモアを 下町のちいさな出版社 センジュ出版
© 1999-2021 Ei-Publishing Co.,Ltd.
2017.3.20発売
鴨長明の無常観を読み解きながら、美しい文字を書きましょう。鎌倉時代の初期の随筆「方丈記」には、人の命や住まいのはかなさが描かれています。歌人、随筆家として活躍した鴨 長明は、政治の変遷のほか、大火や辻風、飢饉、大地震といった天変地異に翻弄される人々を目の当たりにし、無常観を説きました。資財をつぎ込んで建てた住まいが天災であとかたもなく消え、愛する人が目の前で命を落とす…そんな出来事を挙げつつ、人生の無常を述べています。 本書は、隠者文学の代表作といわれる「方丈記」の文章を、読んでなぞることができます。難しい語句や文意がわかりにくいところには訳や解説を付けています。大火や辻風、飢饉、大地震などの天変地異を目の当たりにし、混沌の時代を生きた鴨長明の無常観を、なぞって読み解いてください。
なぞり書きで楽しむ 方丈記