価格:556,500円(前後セット)
フロントは1本の長いスポークでリムからリムへとつなぐR2Rを採用。ハブ側のスポークエンドをなくすことで、空気抵抗を低減し、ホイール剛性の向上にも成功している。後輪は反フリー側のみR2Rを採用。フリー側と反フリー側でハブ形状を変え、ホイールバランスを最適化している
エアロ形状のユニディレクショナルカーボンスポークを採用。リムとの接合部に穴あけ加工をしないため、高いホイール剛性を実現している
リムサイドを楕円形状にし、空力性能を高めた40mmハイトのカーボンリム。軽さと優れた剛性ももち併せ、あらゆる場面で真価を発揮する
価格:215,250円(前後セット)
前輪と後輪反フリー側にカーボンスポークを使用し、引っ張りだけでなく突っ張り方向にも作用させている。このトラコンプテクノロジーを使用することで、軽量化に加えて通常のスポークパターンとは異次元の高剛性を実現している
マヴィックは、ホイールと言えば手組みが当たり前だった時代に、いち早く完組みホイールを市販したトップランナーである。1970年代にはエアロホイールの研究に着手。1980年代にはBMXやMTBの完組みホイール、トラック用ホイールなどを次々と市販化し、1990年代にはロード用の完組みホイール・コスミックシリーズを販売。その後もキシリウムシリーズ、R︲SYSシリーズなど、続々と名作ホイールを生み出した。テクノロジーの面でも次々と斬新な技術を導入してきた。最近ではホイールの性能を最大限に引き出すべく、タイヤとホイールをトータルで開発。レース用機材と位置づけられるSSC(スペシャル・サービス・クルス)モデルでは、ホイールメーカーとしては初の試みとしてホイールタイヤシステムという形で販売している。
ここに紹介するコスミックカーボンアルチメイトとRシスSLRは、ともにSSCモデルであり、マヴィックのホイールテクノロジーの極致というべきモデルだ。
例えばRシスSLRには、リムのハブ側だけを超高温のドリルでドリリングしながら直接ニップル穴を形成するフォーテクノロジーを採用。ホイール剛性や耐久性の向上、軽量化に成功している。また、カーボンスポークを引っ張り・突っ張りの両方向に作用させるトラコンプテクノロジーにより、ホイール剛性を高め、走行中のホイールの変形を抑制し、優れたハンドリング性能を実現している。
コスミックカーボンアルチメイトのR2Rは、リムからリムへと1本の長いスポークを通すことで、剛性アップと空気抵抗の低減に成功している。
マヴィックの先進性と優れた技術力に裏付けされたホイールとタイヤは、プロロードシーンでも多くのチームに支持されている。グランツールなどで活躍するUCIプロツアーチームでは、ガーミン・バラクーダ、リクイガス・キャノンデール、カチューシャなどそうそうたるチームがマヴィック製品の供給を受けている。
今年のジロ・デ・イタリアでは、マヴィックのサポートを受けるライダー・ヘジダル(ガーミン・バラクーダ)がマリアローザを獲得、ホアキン・ロドリゲス(カチューシャ)が2位に入った。この事実からもマヴィック製品の戦闘力の高さがうかがえる。
高いサイドグリップを誇る
フロント専用タイヤ
価格:10,5000円(前後セット)
両サイドにより高いグリップ力を発揮するコンパウンド、センターには転がり抵抗の低いコンパウンドを配したフロント専用タイヤ。パンクやカットにも強い
パワー伝達性能に優れた
リア専用タイヤ
価格:10,500円(前後セット)
転がり抵抗の低いコンパウンドと高密度ナイロンケーシングの採用で優れたパワー伝達性能を実現したリア専用タイヤ。グリップリンクと組み合わせて使いたい