わたしがかけ出しだった頃の話。

カリフォルニア工務店
クリエイティブディレクター 岩切剣一郎

「かっこいいデザイナーになりたい!」そう思いながら社会に出て、今でもそれはブレていない。「かっこいい」とは、人それぞれの定義があると思うけど、僕にとっての「かっこいい」とは、「胸を張って自分のしている仕事をプライド持って伝えられる」ことだと思う。それは、日頃自分の”納得いく仕事の内容”をクリアして達成していることが基本で、それが“周りの評価につながってくる”と感じている。どう、かけ出しの頃に考えてきたか話をしたいと思う。

まず、「30歳までに独立をしよう」と目標を立てた。そこに行くには何が必要か?「2級建築士の取得」、「1級建築士の取得」、「現場の経験」、「設計の経験」、「デザイン力」。この5つが必要だと思い、まずは20代にこの5項目をクリアして独立しようと考えていた。かけ出しの時は右も左もわからない業界で、朝は早起きして、8時に職人さんを現場に連れていき、日が暮れるまで、現場の掃除や材料運び、雑用をする毎日。大工さんや職人さんにこき使われ馬鹿にされ、夜は飲めないお酒に付き合わされ愚痴を聞く毎日。そんな、ハードでモチベーションの上がらない毎日が今の僕を強くしてくれた。その環境で感じたことは「頼りになるのは全て自分」。裏を返すと“他人の責任にしない。”ってこと。他人に少しでも頼ったり、甘えたりしたりすると結局自分に返ってきて、自分の責任になってしまう。だったら、最初から「全部自分で責任持ってやっちまおう!」と腹をくくると、モチベーションも上がるし、仕事の効率も良くなる。そこに早く気付けたのが、そのハードな環境のお陰だったと思う。

そして、がむしゃらに20代を過ごして5つ全てを習得した時に感じたのは、“独立するにはもっと大事な事が必要だ”ということだった。それは、「人脈」、「営業力」、そして一番大事なのは「マネージメント力」。それが無いと独立してもやっていけないというのが小さい設計事務所に勤めていた時に感じた事だった。コレがないとまずビジネスにならない。

で、そこでもっと大事なことに気がついた。「独立することが正解じゃない」。この選択肢が大きかった。エイ出版社に入り、たくさんの仲間や上司に助けられ、大事な「人脈」や「営業力」、「マネージメント力」、さらに「時代感」を感じられる環境に身を置き、人にはできない事をたくさん習得することができた。振り返って言えることは「学歴」や「真面目さ」は全く関係ない。「自分の能力」と「仕事に対しての愛情」。それがあれば、やりたいことは絶対に叶う。是非、これからこの“エイ出版社“に入社するのであれば、他社ではできない様々な経験を習得して活かし、自分のフィルターを通して、なりたい自分になって、胸を張った“かっこいい”社会人になって欲しいと思う。

profile

岩切剣一郎(イワキリケンイチロウ)。
「施工の現場」から設計の世界に入り、その後独学で一級建築士に。デスクの上だけではなく、現場経験やサーフィン・バイク・ゴルフ・音楽など幅広い趣味を活かし、クライアントの要望を更に多くの”引き出し”で提案した空間づくりを得意とする。

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